林先生の初耳学【撥水加工技術と防水スプレーの今後の可能性が楽しみ】

情報

2020年8月16日放送の林先生の初耳学で水に濡れないための防水スプレーの可能性についてを使って身近な生活において役に立つ場面での活用法が紹介されました!

とくに最近は急なゲリラ豪雨によって降る雨の降り方が以前と比べて、ハンパないから「撥水加工」されている傘や車のフロントガラスに塗り込んだりする程度のレベルでした。

そんな超撥水加工技術を使った今後の実生活に役に立ちそうな情報だったので紹介します♪

学者が注目した超撥水の効果

2020年4月、ピッツバーグ大学の学者の論文では、水をはじくことから撥水加工をした繊維では、水を弾く撥水力により咳やくしゃみに含まれるウイルスの繁殖を防ぎ、ウイルスの数を97%以上抑えられたとの発表もあり、今後のますますの技術発展が楽しみ。

撥水加工で生活が変わる?

テレビの中で実験に使われた撥水処理剤は、株式会社フロロテクノロジー(愛知県春日井市)製造のフロロサーフ。

水を弾くだけじゃなく、水を丸くし表面を転がり落ちる強力な撥水力と汚れを付着させにくくする防汚効果がある。

番組ではさまざま実験を行い、効果を発揮できたものと発揮できなかったものがあり、そこから弱点を知ることができました。

行った実験は次のとおり

・防水加工をした絵画作品をサウナで15分。絵は滲むのか?
・防水スプレーした野球ユニフォームでヘッドスライディング。汚れはつかないのか?
・網戸に防水スプレーして水をかける?雨でも網戸のまま外出可能となる?
・防水加工したタブレットなら水中でも電源が起動し動画再生できる?水没事故を防げる?

防水加工で守れたもの

防水加工した絵画作品は、サウナの湿気でも水滴を吸わずに弾かれ、水をしみこまないので、滲むことなく絵画作品を守ることができました。

防水加工した野球ユニフォームでヘッドスライディングの実験では、弱点が明らかになったものの汚れが水とともに流れおちていました。洗濯が楽になるのではないかと思いました。

結果は、電源はついたものも正直、微妙~実験で使用したフロロサーフは、身近で市販されている防水スプレーしたものとは違う「フッ素溶剤」を使っているので。それでも、水中でもタブレットの電源が入るのは、驚き。今後、電化製品に応用してもらい、飲み物をうっかりパソコンにこぼしても、スマホをトイレに落として水没しても故障しないような技術進歩が楽しみです。

超撥水加工の弱点とは

1)摩擦や衝撃に弱い。撥水加工した部分が摩擦や衝撃によって剥がれ、その上に汚れが付着してしまうから。
2)アルコールと一緒につかうと効果がなくなる。撥水力は、表面張力が強い方に引っ張られるから撥水するが、一緒に使うと表面張力が低下してしまうため、布に染み込む。
3)防水スプレーした網戸の7割は弾いていたが、水圧が強いと水を通過させてしまう。

まとめ

超撥水加工した服に水をかけても水が弾かれるのには、驚きでしたが、ウイルスの繁殖を防ぐことができる効果もあるようなので、今後の技術加工の進歩が楽しみです。

身近なところでいけば、雨でも傘がいらなくなる時代がくるかもしれないと思いました。

また撥水加工をすることで汚れの付着を防ぐ「防汚効果」があるので、洗濯が楽になることも期待できました。